
現在220万人の利用者がいる『サンシャイン牧場』は、今もなお20000/日というユーザー増が続いている。このサンシャイン牧場から、mixiアプリで成功する可能性について考察してみた。

mixiアプリwatcher
#マイミク同士の"絡み合い"
mixiユーザーは、元々ゲームを目的としておらず、ユーザー同士がお互いに関係をとることを目的としてきた。
・日記を書く。
・マイミクの日記を読む。
・マイミクの日記へコメントをつける。
などである。
コメントをつけなくとも、マイミクのページを訪れるだけで足あとを残すこともできる。お互いに日記を閲覧しあうだけのコミュニケーションだ。しかし、日記を読むだけでコメントを残してくれないなどの気持ちを抱くこともまたあり、逆にコミュニケーションの妨げとなることも否めない。その解決策に足あとが消せる機能が追加されたりと、機能が複雑化してきた経緯がある。
機能は複雑になって来たものの、ユーザーがmixiに求めている本質は変わらない。マイミク同士の"絡み合い"である。日記を書くのは、日記を読んで欲しい気持ち。「絡んで欲しい」という気持ち。日記にコメントをつけるのも、自分の反応をマイミクに知らせたい気持ち。つまり、お互いに関係しあいたいという気持ちが、mixiのコミュニケーションのベースにある。
「かまって欲しい」「かまってくれる」とも言い換えることが出来るが、mixi疲れという言葉が生まれたこともあるように、日記でのコミュニケーションにはその限界が見えていた。コミュニケーションに対するコストが大きすぎたのだ。
サンシャイン牧場では、マイミク同士がゲーム上で絡めるように出来ている。基本的に絡まなくてもゲームは成立するのだが、絡むことにより生産量が上がるなどのメリットも生まれる。またマイミクの生産物をもらうことも出来る。行動はすべてログに残るので、これらの行動がマイミクに対してのコミュニケーションにもなる。この、害虫を退治したり水をあげたりという行為自体が、コミュニケーションになっているのだ。この"絡み合い"が、mixiのユーザーに受け入れられたのだと思う。
#キーパーソン不在のコミュニティー
SNSや掲示板などのコミュニティーは、キーパーソンとなる人物が存在することで拡大すると言われてきた。キーパーソンに人が集まり、コミュニティーは拡大するということだ。しかし、サンシャイン牧場は『キーパーソン不在でもコミュニティーは拡大する』という結果を出したのだ。
各々がマイミクとゆるく絡み合い、つながり、ゲームを楽しむことによりコミュニケーションが図られる。その結果、サンシャイン牧場のユーザー数が200万人を超えるという規模まで拡大してきたのだ。もちろん、その背景にはmixiという土台があったからに他ならないが、キーパーソン不在で200万人のコミュニティーが出来ているというのは事実である。
私は、コミュニティーとはチャンク構造であり、ネットワーク構造ではないと考えてきた。サンシャイン牧場におけるユーザー数の拡大は、このチャンク構造をうまく活性化させた好例だと思う。
チャンク構造の概念について、説明しよう。
良くあるSNSのコミュニティーモデルはネットワーク構造で描かれる。

しかし、友達の友達は、実際には他人だ。
友達の友達のさらに友達は、赤の他人だ。

つまり友達以外はつながっていない事になり、
チャンク構造に置き換えて考えることが出来る。

このチャンクが四方八方に散らばっていて、それぞれコミュニケーションをとっていると考えることが出来るのだ。

しかし、勘違いしてはいけないのはこのチャンクは外のチャンクとはつながっていない。チャンクはくっついたり離れたりして構造を変えながら動いている。外のチャンクとつながることはあっても、すべてのチャンクがひとつに合わさることはないのである。この点を間違ってはいけない。SNSであっても、コミュニケーションはチャンク構造であり、それぞれ別々のコミュニティーなのだ。
(※このチャンク構造において、自分は複数のチャンクに存在する。個人の多面性である。)
株式会社ミクシィの笠原社長は、このことを次のように話している。
"
平均すると、「mixi」における1人あたりのマイミクの数は25人なんですが、1,700万人が1つの場を共有しているのではなく、25人程度の小さいコミュニティが1,700万通りあるのが「mixi」だと思っています。その構造をしっかりと理解しているアプリが伸びていると思います。
成功する「mixi アプリ」の条件は"ソーシャル性"――ミクシィ社長 笠原氏インタビュー(前編)
"
牧場アプリが流行る中で、サンシャイン牧場が利用者数を増やす背景には、マイミク同士の"絡み合い"をうまく活性化できたことがある。
・よりゆるくコミュニケーションがとれ、
・よりゆるいキャラクターで和み、
・よりゆるく楽しめるゲームである。
キーワードは、『よりゆるく』。mixiユーザーの各々が主役となり、そしてマイミク同士の"絡み合い"を創出できるアプリがユーザーを集めることが出来るのではないかと考える。
mixiアプリ:サンシャイン牧場
成功する「mixi アプリ」の条件は"ソーシャル性"――ミクシィ社長 笠原氏インタビュー(前編)
mixiアプリwatcher
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鶴羽
mixiユーザーは、元々ゲームを目的としておらず、ユーザー同士がお互いに関係をとることを目的としてきた。
・日記を書く。
・マイミクの日記を読む。
・マイミクの日記へコメントをつける。
などである。
コメントをつけなくとも、マイミクのページを訪れるだけで足あとを残すこともできる。お互いに日記を閲覧しあうだけのコミュニケーションだ。しかし、日記を読むだけでコメントを残してくれないなどの気持ちを抱くこともまたあり、逆にコミュニケーションの妨げとなることも否めない。その解決策に足あとが消せる機能が追加されたりと、機能が複雑化してきた経緯がある。
機能は複雑になって来たものの、ユーザーがmixiに求めている本質は変わらない。マイミク同士の"絡み合い"である。日記を書くのは、日記を読んで欲しい気持ち。「絡んで欲しい」という気持ち。日記にコメントをつけるのも、自分の反応をマイミクに知らせたい気持ち。つまり、お互いに関係しあいたいという気持ちが、mixiのコミュニケーションのベースにある。
「かまって欲しい」「かまってくれる」とも言い換えることが出来るが、mixi疲れという言葉が生まれたこともあるように、日記でのコミュニケーションにはその限界が見えていた。コミュニケーションに対するコストが大きすぎたのだ。
サンシャイン牧場では、マイミク同士がゲーム上で絡めるように出来ている。基本的に絡まなくてもゲームは成立するのだが、絡むことにより生産量が上がるなどのメリットも生まれる。またマイミクの生産物をもらうことも出来る。行動はすべてログに残るので、これらの行動がマイミクに対してのコミュニケーションにもなる。この、害虫を退治したり水をあげたりという行為自体が、コミュニケーションになっているのだ。この"絡み合い"が、mixiのユーザーに受け入れられたのだと思う。
#キーパーソン不在のコミュニティー
SNSや掲示板などのコミュニティーは、キーパーソンとなる人物が存在することで拡大すると言われてきた。キーパーソンに人が集まり、コミュニティーは拡大するということだ。しかし、サンシャイン牧場は『キーパーソン不在でもコミュニティーは拡大する』という結果を出したのだ。
各々がマイミクとゆるく絡み合い、つながり、ゲームを楽しむことによりコミュニケーションが図られる。その結果、サンシャイン牧場のユーザー数が200万人を超えるという規模まで拡大してきたのだ。もちろん、その背景にはmixiという土台があったからに他ならないが、キーパーソン不在で200万人のコミュニティーが出来ているというのは事実である。
私は、コミュニティーとはチャンク構造であり、ネットワーク構造ではないと考えてきた。サンシャイン牧場におけるユーザー数の拡大は、このチャンク構造をうまく活性化させた好例だと思う。
チャンク構造の概念について、説明しよう。
良くあるSNSのコミュニティーモデルはネットワーク構造で描かれる。

しかし、友達の友達は、実際には他人だ。
友達の友達のさらに友達は、赤の他人だ。

つまり友達以外はつながっていない事になり、
チャンク構造に置き換えて考えることが出来る。

このチャンクが四方八方に散らばっていて、それぞれコミュニケーションをとっていると考えることが出来るのだ。

しかし、勘違いしてはいけないのはこのチャンクは外のチャンクとはつながっていない。チャンクはくっついたり離れたりして構造を変えながら動いている。外のチャンクとつながることはあっても、すべてのチャンクがひとつに合わさることはないのである。この点を間違ってはいけない。SNSであっても、コミュニケーションはチャンク構造であり、それぞれ別々のコミュニティーなのだ。
(※このチャンク構造において、自分は複数のチャンクに存在する。個人の多面性である。)
株式会社ミクシィの笠原社長は、このことを次のように話している。
"
平均すると、「mixi」における1人あたりのマイミクの数は25人なんですが、1,700万人が1つの場を共有しているのではなく、25人程度の小さいコミュニティが1,700万通りあるのが「mixi」だと思っています。その構造をしっかりと理解しているアプリが伸びていると思います。
成功する「mixi アプリ」の条件は"ソーシャル性"――ミクシィ社長 笠原氏インタビュー(前編)
"
牧場アプリが流行る中で、サンシャイン牧場が利用者数を増やす背景には、マイミク同士の"絡み合い"をうまく活性化できたことがある。
・よりゆるくコミュニケーションがとれ、
・よりゆるいキャラクターで和み、
・よりゆるく楽しめるゲームである。
キーワードは、『よりゆるく』。mixiユーザーの各々が主役となり、そしてマイミク同士の"絡み合い"を創出できるアプリがユーザーを集めることが出来るのではないかと考える。
mixiアプリ:サンシャイン牧場
成功する「mixi アプリ」の条件は"ソーシャル性"――ミクシィ社長 笠原氏インタビュー(前編)
mixiアプリwatcher
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鶴羽
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